社内外にIT利活用の提案を行うFuture made コンサルティング合同会社 IT担当の宮原です。
業務自動化カンファレンス2020 名古屋で私が拝聴した内容はRPA( Robotic Process Automation )の事例がほとんどでした。
まず、業務自動化カンファレンス2020とは( 出典 : EnterpriseZine https://enterprisezine.jp/news/detail/12704 )
RPAやAIといったサービス、ソリューションの活用方法について、多数の導入成功事例とともに失敗したケースも交えつつ、自動化成功へのポイントと、それを実現するための最新技術を紹介する。というカンファレンスです。
またRPAとは( 出典 : 日本RPA協会 ABOUT RPA https://rpa-japan.com/ )
RPA(Robotic Process Automation)は、これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業、もしくはより高度な作業を人間に代わって実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用した業務を代行・代替する取り組みです。
RPAについては
・デジタル推進の一環としてRPAを使う。RPAで業務効率化の結果を求めるというよりも従業員がデジタル推進(ITへの理解)を深めて業務効率化を狙う。その一環でRPAに取り組んでいる。
・RPA利用に当たっては現行業務のシステム自動化を行うだけではなく、現行業務フローの効率化と合わせて自動化する。
・上記の現行業務フローと合わせてシステム自動化すると時間がかかってしまう!という場合に現行業務を見直すことで時間がかかってしまうぐらいなら、簡単なところから自動化する。
という様に各社や各機関の考え方/進め方を聞くことが出来ました。
RPAというと、ITやシステムにばかり目が行きますが、システム利用者の協力というのも非常に大事です。
現行業務を洗い出す中でシステム利用者にはヒアリングや資料提出など、協力頂くことも多いです。
そこで「面倒だ。後回しにしよう。自分にはシステムは関係ない。」など、されてしまうと上手くは行きません。
ITに携わっていた私として、これを言っては元も子もないですが、システムと同等それ以上にシステム担当や利用者が業務効率化の実現に向けて困難に対して協力して解決する!というメンタルや体制が重要だと感じました。
RPAはガートナーの提唱するハイプサイクル( 出典 : https://rpa.bigtreetc.com/column/rpa-trough-of-disillusionment/ ) 幻滅期に入ったというのも各社仰っております。
幻滅=ダメだ というよりもRPAで出来ること/出来ないことが分かりRPAの特性が分かれば、しっかり使う価値がある。というのが分かってきたということです。
RPA =なんでも自動化出来る魔法の杖では無い。ということです。
その他、AIチャットボットについても利用が増えている印象です。
AIチャットボットはロボット(システム)ですので、
・稼働時間は24時間 / 休日も対応可能。
※ 特にシフト制のある会社/組織には便利だと感じました。
・離職への脱属人化
※ AIチャットボットに質問/回答を用意しておくことで、この人に聞かないと分からないという問題の解決。
が出来るかと存じます。
労働市場の未来推計 2030( パーソル総合研究所 出典 : https://rc.persol-group.co.jp/roudou2030/ )
↑より2030年、人手は644万人不足する。と言われております。
人手不足という点では、業務効率化というのは企業だけの問題ではなく国としての大きな課題とも考えられます。
ITで業務効率化をしたいけれども、どこに相談すれば分からないという場合は、お気軽にお問い合わせください。